みなさんこんにちは。
3D歯科 です。
前回まで歯科模型をスピード感を持って、簡単に、
3Dプリントするノウハウをお伝えしました。
このはてなブログでは個別ファイルのダウンロードが難しいため
noteの方にはSTLデモデータのダウンロードリンクや
ChiTuBoxのセッティング集もダウンロードできるようになっています。
また、歯科模型作りもステップごとに動画で確認でき
真似すれば、初めてcad操作を行う先生もすぐ3Dプリントができるように
させて頂きました。
こちらがリンクです。
有料noteについても、2022年1月3日までは無料開放しています!
来年春まではディスカウントにて有料noteをご確認頂けます。
もしブログの文章だけでは分かりにくいようでしたら
ぜひご利用頂ければと思います。
さて、3Dプリントでの便利グッズについてです
- まずは一家に一台、スクレーパーです。
Amazonで3Dプリンターを見ていると、なぜかお勧めにでてくる
この製品。正直100円均一の物も使えるのですが、
この刃の薄さと横方向に力を加えられるデザインで
プラットフォームに食いついたサポートレジンも
ケガせず、プラットフォームを傷付けずに
キレイにすることが出来ます。
- 3Dプリンターが一台の場合、絶対オススメの替えレジンバット
これがAmazonで安く入手できるのが、民生品3Dプリンターの強みです。
3Dプリンターを診療で使い始めると、模型製作だけでなく
テックやスプリント、コピーデンチャーも試したくなるものです。
また、模型レジンも色々と試したり、カラーを変えたりしたい事もあります。
(ついAmazonでのセールに合わせて手元のレジンの色が変わっていきます)
そうした際に、わざわざレジンを濾してタンクに戻し、バットを洗浄し
ようやく新しいレジンを入れて…というのは余りに時間の無駄です。
- 同じ理由で絶対オススメの替えプラットフォーム
同じで時間の無駄と、手間を減らして生産性を上げることは
仕事として3Dプリンターを用いる際には必ず気を付けるべき点です。
これらの理由から、旧型ではありますがMars3でなく
Mars ProやMars2 Proを使うのも、趣味でなく仕事なら
良い選択と思います。
- マニアックな逸品、レジンバットヒーターです
12V汎用ACアダプター DC12V 6A LED テープライト・ビデオカメラ・監視カメラ用 アダプター AC100V→DC12V 変換アダプター AC-DC 安定化電源 変換アダプター (DC12V~6A)
VKLSVAN DC 12V XH-W1209 サーモスタット 温度熱センサスイッチ-50~110℃ 温度制御 温度コントローラーボード デジタル LED 防水センサープローブ付き ケース付き
SWEETECH 熱伝導シート 経済型6シート入 各厚さの2シート 3種類の厚さ 熱伝導率6.0 W/mk SSD CPU GPU LED ICチップセット冷却用 冷却ラジエーターフィン 両面放熱シリコーンパッド ブルー
ちょっとした電子工作が必要ではありますが、冬場には非常に有用です。
3D歯科 もこれを導入してから、歯科専用レジン(粘稠性が高く出力が難しい)
での失敗が圧倒的に減らすことが出来ました。
ちなみにこれを活用するためにも、レジンバットは金属性がオススメです。
電子工作が自信が無ければ、パネルヒーターや、断熱マットを
3Dプリンター本体まわりに包み込む事も有用です。
もしチャレンジしたい方は、上の四つと、不要な電源ケーブルを切って
接続に使えば出来上がります。レジンバット内が低温になるとヒーターが動作
高温になるとヒーターが自動オフされる優れものです。
自己責任でお試しください!
- 以前も紹介した、自動電源オフタイマーです
もちろんスイッチbotやアレクサ対応デバイスで電源をコントロールも出来ますが
もともとプリンター出力にかかる時間はChiTuBoxで表示されるので
3D歯科 も毎日のプリント業務において
予想所要時間より半時間ほど長めにタイマーをかけて
運用をしています。またプリント後に放置するのは
(たぶん)問題ないです。3DプリンターのカバーはしっかりUVカットしてくれます。
- 歯科でもおなじみ、超音波洗浄機
オススメは、超音波洗浄だけでなく、温度管理できる機能があるモデルです。
寒い冬場は加温したバスの中にレジンボトルを直接投入して
しばらく温めてからバットに入れると明らかにレジンがサラサラで
出力ミスを減らすことが出来ます。
また出力後のモデルが単冠テックなどであれば
3Dプリンター専用の洗浄機よりも、蓋付きビン容器にアルコールを入れ
ビンごと超音波洗浄すると効率よく洗浄することが出来ます。
今回の内容は以上になります。
長い文章でしたが最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
年末年始の休みのうちに、おそらくお正月あたりに
ドクターブックでも症例発表をしたデジタルワックスアップの
解説の記事などを更新できればと考えています。
もしご興味がありましたら、更新を楽しみにお待ちください!
先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。
今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。