3D歯科 のデジタル歯医者入門

最小限の費用と努力で最大限の恩恵を受ける歯科デジタル活用術

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過去データのバックアップと活用について

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は、口腔内スキャナーが保険導入されることが決定したので、

デジタル関連と、算定方法が大きく変化する項目について

2024年の保険改正についてまとめました。

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、口腔内スキャンを多用するようになった後の

データの保存・バックアップと、その活用についてお話しします。

 

よろしくお願いします。

 

データの保管とPC容量について

口腔内スキャナーを購入する際、基本的にはメーカー指定のPCと合わせて購入になることが

日本国内ではほとんどではないでしょうか。

 

このPCは定価ベースで40万円前後はする高額なものですが、

1年も使用しない間にPCのストレージがいっぱいになっている先生も多いのではないでしょうか。

 

もちろんですが、容量がいっぱいになったので新しいPCを購入するような必要はありません。

Apple製品や昔のPCでHDDがいっぱいになったら買い替え、などと言う人が身近にいますので・・・)

 

おおよそPCの内部ストレージが500~1000GBだと、

1症例のスキャンが1GBくらいになることもありますので、

500~1000症例でPCがいっぱいになるはずです。

 

例えPCの内部ストレージが大きくても、口腔内スキャンをしているといっぱいになるのは

時間の問題になってしまいます。

 

バックアップすべきファイルについて

3D歯科 は現在、PrimeScan、Medit i700、Aoralscan3を所有していますが

PrimeScan以外の機種はデフォルトでクラウドストレージを持っています。

 

Meditはなんと10TB(=10,000GB)のクラウドストレージが月額$1で使用できます。

しかもどのようなデータも症例ごとに保存が可能です(CTや顔貌写真データなど)。

 

Aoralscan3はクラウドストレージが無制限(2024年2月現在)ですが、本体でスキャンした症例に限られます。

その他のデータも添付できますが、Meditのように何でもいつでもインポートできるわけではありません。

 

Primescanもシロナのクラウドサービスが開始されましたが、Meditのクラウドよりも劣るようですし価格も高くあまりパッとしません。

ただグーグルのストレージを利用しているようで、Medit・SHININGの韓国・中国などの

海外クラウドストレージにてトラブルが起こるリスクを心配されている先生にはいいのかもしれません。

 

 

 

さて、このようなクラウドストレージでも基本的に保存すべきはSTL(PLY)のデータです。

これであれば20~30MBで上下顎のデータを保存できます。

 

ですがスキャン直後の状態は、RAWデータと呼ばれる情報・容量の大きなデータになります。

これを変換してSTLやPLYデータを得ている、と言う形になっています。

デジタル一眼レフなどの、写真撮影時のRAWデータと、変換後のJPEGと同様の関係です。

 

そのため、最低限STL(PLY)データはバックアップし、

可能であればRAWデータを保存しましょう、と言うのがバックアップの基本になります。

 

Meditは(SHININGも?)RAWデータは一定期間後にクラウドストレージから削除されます。

つまり過去データからスキャンを続けるような用途で使用したければ

手元で自分でRAWデータを保存しておくのがいいかもしれません。

(Meditは過去のSTLをスキャンに読み込み、そこに続けてスキャンも可能です。ただし穴埋めや歯肉部分の処理を行ったSTLは厳密には元のRAWデータとは違っています。)

 

 

バックアップ方法について

さて、実際のバックアップ方法については、他のPCのデータと同様にHDDに保存しています。

Meditですと.ioscデータですが、同様に他のスキャナーでもスキャンの元データが保存されています。

 

患者番号や患者データとスキャンデータの紐つけができないと困るので、スキャン後のデータをそのままHDDにまるっと保存してバックアップしています。

バックアップは1ヶ月ごとに自分で行なっています。

 

それと別に、数時間ごとにスキャナーから離れたところに自動でNASに保存、そのデータはNAS接続のHDDにミラーリングされるようにしています。

つまり3ヶ所でのバックアップをおこなっています。

 

ただし、現在ではMeditLinkとSHININGのクラウド以外で、いわゆるクラウドサービスではバックアップを取ってはいません。

 

3D歯科 も四国在住のため、可能性のある震災や診療所の火事などのリスクを考えると

さらに別なクラウドサービスにバックアップを取ってもいいかもしれません。

 

STLデータだけであれば30MBで上下データ(1症例)。

100症例で3GB。これを考えるとクラウドサービスも現実的かもしれません。

 

院内で保存したデータを活用する

ここまで頑張ってバックアップをして全症例のデータを保管するのは理由があります。

患者さんが再来院した際に、治療前データとして使用できること。

また、治療の履歴(証拠)を残して後で振り返れるようにすることです。

 

3D歯科 の手元のスキャナー3つにおける

過去データ利用の方法は以下の通りです。

 

PrimeScan

  1. 過去データを呼び出します
  2. 過去データを別名で保存、症例自体をコピーします
  3. 重ねてスキャンしたい部分をカットして追加スキャン

 

Medit i700

  1. 過去データをケースごとコピーします
  2. 重ねたい部分をカットor施術前データを作成して重ねてスキャン

 場合により直接、過去のSTLを読み込んで重ねてスキャンも可能です!

 

SHINING3D Aoralscan3

  1. 過去データをケースごとコピーします
  2. 重ねてスキャンしたい部分をカットして追加スキャン

 ただし注意事項があります!現在のソフトウェアバージョンでは、

 キャリブレーションを行うとキャリブレーション前のデータには

 重ねての追加スキャンができません

 ソフトの更新でできるようになってくれるといいのですが・・・

 

活用例としては・・・

  1. 正治療で治療前後を比較する
  2. 形成前の歯冠形態を過去データから再現する
  3. 過去データのバイト情報を流用する
  4. 過去のデータから義歯を作成する

このように、その患者さんごとのアーカイブさえあれば、

ちょっとイメージしただけでどんなことでも可能です。

 

理想は、支台歯形成したところだけ追加スキャンして

過去データからバイト、補綴形態、義歯形態を呼び出し、

常に治療前の歯列に戻せるようにできることです。

 

まとめ

今回は過去データの使用についてお話ししました。

 

過去データは資産ですので、なるべく早くデータベースを作成することをお勧めします。

レントゲンのデジタル化で過去データと比較するように、

過去の口腔内スキャンデータが将来の治療に役立てられることは間違いありません。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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↑こちらでも不定期に動画付きのデータを更新しています。

 

よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口腔内スキャナーの保健適用が決定、CADインレーのみ、点数は・・・・・

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は、下準備をしてから咬合採得することで、

大規模な補綴や矯正治療のバイトを安定して簡単にとる方法を紹介しました。

 

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、デジタルはあまり関係のない話にはなりますが、

3D歯科 のように保険診療が主体の先生にとっては非常に重要な

診療報酬改正の中医協発表内容をまとめたもの、口腔内スキャナーに関する

保険改正についてお話しします。

 

よろしくお願いします。

 

口腔内スキャン(IOS)がようやく保険適用に

さて、早速ですが保険改正で 3D歯科 の一番のニュースとしては

口腔内スキャナーがようやく保険適用になったことです。

 

 

なるほど、100点か・・・

と思った先生方。

これを見ると普通の印象採得に、IOS加算100点がつく、と考えてしまいそうになります

 

ですが、しっかり読み込んでいくと・・・

まさかの、光学印象は咬合採得も含んだ点数で、加算ではなく

印象64点、咬合採得18点=82点

の代わりに、光学印象100点(つまり差額18点の増点)と言うことになるようです

 

あまりの評価点数の低さに何度も中医協発表を読み込んでみましたが、

3D歯科 の国語力では、そのようにしか読めませんでした・・・

 

18点=180円、口腔内スキャナーがPC含まず200万円としても

2,000,000÷180=約11,111

CADインレーを1万本以上やって初めて口腔内スキャナーの費用の元が取れる計算です。

 

もとより点数に期待はしていなかったので、まだダメージは少ないですが、

ちょっとだけショックだったので愚痴を書かせていただきました・・・

 

その他の目ぼしい保険改正について

さて、気を取り直して他の保険改正についてです。

Ce病名の260点が無くなったことは保険医としては痛いところですが、

小児の機能管理や予防を重視していれば、点数は微増するのではないでしょうか。

 

小児が多い先生では、医学的に妥当であればP重防が毎月取れる

(か強診の加算の代わりの「小児口腔機能管理料の注3に規定する施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た診療所である保険医療機関の場合」であれば)

ことが医院にとってのメリットになり得るでしょうか。

 

3D歯科 が2/14診療後に中医協発表に目を通してまとめたメモですが、

もしかしたら誰かの役に立つかもしれないのでシェアしておきます。

 

 

間違いがあるかもしれないのと、バイアスのかかった内容だけを抽出しているので、

よろしければこちらから原本もご確認ください。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00247.html

 

↑の、総-2別紙1-2(PDF:1MB)を最低限チェックすれば今回の内容は掴めると思います。

 

以下が内容からのまとめです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

(新)  初診料(情報通信機器を用いた場合) 233 点 

(新)  再診料(情報通信機器を用いた場合) 51 点 

 

 

 

B000-4-2 小児口腔機能管理料 60点

施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た診療所である保険医療機関において、口腔機能の管理を行った場合は、口腔管理体制強化加算として、50点を所定点数に加算する。

 

小児口腔機能管理料を算定すべき医学管理を情報通信機器を用いて行った場合は、所定点数に代えて、53点を算定する。(過去に自院で小児口腔機能管理料算定した場合のみ)

口腔機能管理料(高齢者)も同様の算定点数・要件

(Ce 260点が無くなった・・・)

 

 

 

B000-12 根面う蝕管理料 30点

注1 区分番号B000-4に掲げる歯科疾患管理料若しくは区分番号B002に掲げる歯科特定疾患療養管理料を算定した患者(65歳以上のものに限る。)又は区分番号C000に掲げる歯科訪問診療料を算定した患者であって、初期の根面う 蝕 に罹患しているものに対して、当該う蝕 の評価に基づく管理計画を作成するとともに、その内容について説明を行い、非切削による当該う 蝕の管理を行う場合に、月1回に限り算定する。
2 区分番号B000-4-2に掲げる小児口腔機能管理料の注3に規定する施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た診療所である保険医療機関が当該管理を行う場合は、口腔管理体制強化加算として、48点を所定点数に加算する。

 

 

B000-13 エナメル質初期う蝕管理料 30点 

注1 区分番号B000-4に掲げる歯科疾患管理 料又は区分番号B002に掲げる歯科特定疾患 療養管理料を算定した患者であって、エナメル質初期う 蝕 に罹患しているものに対して、当該う蝕の評価に基づく管理計画を作成するとともに、その内容について説明を行い、当該う蝕 の管理を行う場合に、月1回に限り算定す る。

2 区分番号B000-4-2に掲げる小児口腔機能管理料の注3に規定する施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た診療所である保険医療機関が当該管理を行う場合は、口腔管理体制強化加算として、48点を所定点数に加算する。

 

根面う蝕管理料、エナメル質初期う蝕管理料は両方算定も可能?

 

 

 

I031 フッ化物歯面塗布処置(1口腔につき)
2 初期の根面う蝕に罹患している患者の場合 80点

根面う 蝕 管理料を算定した患者に対して、主治の歯科医師又はその指示を受けた歯科衛 生士が、フッ化物歯面塗布処置を行った場合に、月1回に限り算定する。ただし、2回目以降 のフッ化物歯面塗布処置の算定は、前回実施月の翌月の初日から起算して2月を経過した日以降に行った場合に限り、月1回に限り算定。

 

 

3 エナメル質初期う蝕に罹患している患者の場合 100点

エナメル質初期う 蝕 管理料を算定した患者に対して、主治の歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が、フッ化物歯面塗布処置を行った場合に月1回に限り算定。ただし、2回目以降 のフッ化物歯面塗布処置の算定は、前回実施月の翌月の初日から起算して2月を経過した日以降に行った場合に限り、月1回に限り算定。(こちらは口腔管理体制強化加算として、48点を所定点数に加算した場合は、毎月の算定可能)

 

 

 

 

 

 

 

歯周病重症化予防治療

1~3 (略) 注1 (略)

2 2回目以降の歯周病重症化予防治療の算定は 、前回実施月の翌月の初日から起算して2月を 経過した日以降に行う。ただし、区分番号B000-4-2に掲げる小児口腔機能管理料の注3に規定する施設基準に適合しているものとし て地方厚生局長等に届け出た診療所である保険医療機関において、区分番号I011-2に掲 げる歯周病安定期治療を算定した患者について 、一連の治療終了後の再評価の結果に基づき、 当該患者に対して、歯周病重症化予防治療を開始した場合は、この限りでない。

P重防が子供で毎月算定できるようになった!

 

 

B001-2 歯科衛生実地指導料

3 1及び2について、口腔機能の発達不全を有する患者又は口腔機能の低下を来している患者に対して、主治の歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、注1又は注2に規定する実地指導と併せて口腔機能に係る指導を行った場合は、口腔機能指導加算として、10点を所定点数に加算する。

 

 

 

 

 

機械的歯面清掃処置(1口腔につき)

72点

口腔バイオフィルム除去処置を算定した月は算定できない。

区分番号B000-13に掲げるエナメル質初期う 蝕 管理料の注2に規定する加算を算定する患者は毎月算定可能

P重防、SPTは算定不可

 

 

I030-3 口腔バイオフィルム除去処置(1口腔につき) 110点

注1 口腔バイオフィルムの除去が必要な患者に対して、歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が口腔バイオフィルムの除去を行った場合に、月2回に限り算定する。

 2 口腔バイオフィルム除去処置を算定した月に おいて、区分番号I010に掲げる歯周病処置 、区分番号I011に掲げる歯周基本治療、区 分番号I011-2に掲げる歯周病安定期治療 、区分番号I011-2-3に掲げる歯周病重 症化予防治療、区分番号I029に掲げる周術期等専門的口腔衛生処置、区分番号I029-1-2に掲げる回復期等専門的口腔衛生処置、区分番号I029-2に掲げる在宅等療養患者専門的口腔衛生処置、区分番号I030に掲げる機械的歯面清掃処置、区分番号I030-2に掲げる非経口摂取患者口腔粘膜処置は別に算定できない。

機械は取れない

 

 

 

M000-2 クラウン・ブリッジ維持管理料(1装置につき)

1~3 (略)
注1 クラウン・ブリッジ維持管理料を保険医療機関単位で算定する旨を地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、歯冠補綴物(区分番 号M010の2に掲げる4分の3冠(前歯)、 区分番号M010の3に掲げる5分の4冠(小 臼歯)、区分番号M010の4に掲げる全部金属冠(小臼歯及び大臼歯)及び区分番号M01 1に掲げるレジン前装金属冠を除く。)又はブリッジを製作し、当該補綴物を装着した患者に対して、当該維持管理の内容に係る情報を文書 により提供した場合に算定する。

形成の点数は、臼歯HRでは減点(150点前後マイナス)

 

 

 

 

う 蝕 歯インレー修復形成(1歯につき) 120点

 注1 CAD/CAMインレーのための窩洞形成は150点を所定点数に加算する。

 

 

 

歯科技工士連携加算1として、50点を所定点数に加算する。

情報通信機器を用いて色調採得及び口腔内の確認等を行い、当該補綴物の製作に活用した場合には、歯科技工士連携加算2として、70点を所定点数に加算する。

(どちらかしか取れない)

(印象、バイト、義歯の仮床試適のどれか1回だけ取れる)

 

 

 

M003-4 光学印象(1歯につき)100点
注1 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、区分番号M015-3に掲げるCAD/CAMインレーを製作する場合であって、デジタル印象採得装置を用いて、印象採得及び咬合採得を行った場合に算定する。

咬合採得は別に算定できない。 ←!?(64点+18点の代わりに100点!?)
歯科医師が歯科技工士とともに対面で口腔内の確認等を行い、当該修復物の製作に活用した場合 には、光学印象歯科技工士連携加算として、50 点を所定点数に加算する。ただし、同時に2以 上の修復物の製作を目的とした光学印象を行った場合であっても、光学印象歯科技工士連携加算は1回として算定する。

 

 

 

M015-2 CAD/CAM冠(1歯につき)

エンドクラウンの場合1450点(普通は1200点)

ただし、エンドクラウンでは支台築造は、所定点数に含まれ別に算定できない

 

 

 

P100 歯科外来・在宅ベースアップ評価料(I)(1日につき)

1 初診時 10点 

2 再診時等 2

 

 

 

まとめ

今回の保険改正は、確か6月からであったと記憶しています。

↑のまとめの最後、ベースアップ評価料と言うのがありますが、

4月昇給の医院もおぽいと思いますので、ベースアップ時期をどうするか

(4月も6月もベースアップする?)経営者の皆様は迷うところになりそうです。

 

また、IOS関連でいくとCADインレーは口腔内スキャンで作成できるようになる上、

形成の点数が150点プラスになっています。

(逆にレジン前装冠はマイナス約150点・・・)

 

CADのエンドクラウンも適用ですが、コア点数の代わりといった評価で、

実に微妙な難しい保険改正になるようです。

 

ともかく、保険改正に合わせて診療を行うことも大事かもしれませんが

口腔内スキャナーがようやく保険導入が決まったことは

歓迎すべきことだと思います。

 

そうそう、 3D歯科 の医院も去年から口腔内スキャナーが3台稼働になりました!

PrimeScan、Medit i700、SHINING3D Aoralscan3です。

毎日楽しく3台ともフル活用しています。

 

まだもしも購入されていない先生がいらっしゃいましたら、

点数は低いですが!

保険導入のこの機会に、ぜひ楽しいデジタルの世界に足を踏み入れてみましょう。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

口腔内スキャナーでバイトを上げた咬合再得を行う方法、最遠心の補綴バイトを取りやすくする方法②

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は口腔内スキャンでの、バイトアップした咬合採得や最遠心のバイト採得について

アナログよりも簡単に記録できる方法についてお話ししました。

 

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は同様の内容で、下準備をすることで咬合支持のないバイトや

バイトアップする咬合採得をやりやすくする方法を紹介します。

 

よろしくお願いします。

 

バイトアップ用スプリントの作成

咬合を安定させて顎位を決定する際には、昔からスプリントが使用されてきました。

アナログでスプリントを作成、調整と使用を繰り返した上で、

咬合採得時にはクロスマウントとしてスプリントをカットしながら複数バイト採得。

その後のスプリントはどうするの!?というほどにアナログにカットして使用します。

 

そこで、材料や患者さんへの説明に折り合いがつくのであれば、

3Dプリントしたマウスピースを使用します。

 

例えばこのような矯正・補綴の診断でバイトをとる際に

リーフゲージなどでCRバイトを採得することも可能ですが、

模型診断などでバイトを安定させた状態で確認したい、

臼歯の嵌合状態でバイト採得をしたい時などには

↓のようにスプリントを製作しておきます。

 

ポイントとしては臼歯部頬側はくり抜いておくことです。

マージンラインは↑の通り。

作成はMedit Splintsで簡単に行なっています。

 

昔にもご紹介しました矯正診断などのCopaSplintをMeditで作成したのと同様です。

さらに頬側をくり抜くことで、スキャンバイト採得の際に邪魔になりません。

 

 

もちろんワックスなどでバイト部分を作成することは可能ですが、

チェアサイドではおおよその咬合高さが決まった状態で削合調整する方が

3D歯科 個人としては行いやすくおすすめです。

 

大規模な補綴・義歯治療における「チートバイト」作成について

今度は両側遊離端のケースなどで考えてみます。

例えば前歯部残存で臼歯に義歯が入っている場合。

鉤歯の補綴を行う際で鉤歯クラウンも、義歯新製も旧義歯と同じバイトで仕上げたい。

そう言ったケースは臨床上よくあることだと思います。

 

そこで、旧義歯が入った状態でバイト採得を行い、

義歯型の咬合堤付きスプリントを作成します。

これなら旧義歯バイトを正確に再現できます。

もちろん旧義歯がコピーデンチャーを作成すると口腔内に安定して復位できるなら

コピーデンチャー法でも構わないと思います。

 

↓このような形状です。

正直なところ、ここにレジンクラスプを設計すると治療用義歯としても使用できます。


3D歯科 はワックスロウ堤で行う咬合採得などのアナログ操作があまり得意でないので

このような下準備をしてからの咬合採得に頼り切ることもあります。

まさに「チート」と呼びたくなるような咬合採得を簡易化してくれるものです。

例えば印象採得をおこなった上でその日にバイト採得を行い、

次回に義歯を完成、と言うことも十分に無理なく行うことができます。

 

作成は簡単にできますので、またnoteなどでも動画付きで公開できればと思います。

Medit Appsと3Dプリンターだけで十分に作成可能です。

 

まとめ

今回は、バイト採得を簡易化するための下準備で作成するスプリントを紹介しました。

前歯のみ噛ませて採得するCRバイト、臼歯を噛ませて咬合調整してからバイト採得する

それぞれの方法に合わせて使い分けてみてください。

 

何もヒントがなく1から咬合採得を行うよりも、非常に簡単にバイトを記録できるようになります。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

口腔内スキャナーでバイトを上げた咬合再得を行う方法、最遠心の補綴バイトを取りやすくする方法①

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は、もうすぐ来る保険改正についてデジタルデンティストリーに関わる項目は

どのように変化しそうかを考えました。

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、口腔内スキャナーでバイトをとる際に

現状のバイトではなく、バイトを上げた状態でスキャンする時や

遊離端の補綴やブリッジを行う際のバイトスキャンのポイントをお話しします。

 

よろしくお願いします。

 

口腔内スキャナーでのバイト採得

口腔内スキャナーでバイトを取る際に、アナログと違う点としては

  1. バイト材を介在しないので、患者さんが材料を噛んだ感じがない
  2. オープンバイト状態でもバイトスキャンが可能
  3. 材料の硬化を待つ必要がなく、2〜3秒でスキャンが可能

この辺りが差としてあると思います。

それぞれ確認してみましょう。

 

1.バイト材を介在しないので、患者さんが材料を噛んだ感じがない

これは良いことでもありますが、弱点にもなります。

バイト材を噛み込ませる際に、患者さんがその「硬さ」や「存在感」を感じると

片側に顎位がズレてしまうようなトラブルを経験することがあるかもしれません。

 

そのため患者さんが習慣性で噛んでいる位置を再現するとしたら、

アナログよりも偏位が少なくなるかもしれません。

 

ただし、咬合床を使用せず少数歯残存の症例をバイトスキャンしてみると

患者さんが力をこめて噛んでしまうと、意図したところよりもバイトが下がったり

顎位が偏位してしまう恐れがあります。

 

2.オープンバイト状態でもバイトスキャンが可能

例えばCRバイトを採得するとき、あるいはスリープスプリントを作成するときに

少し口が空いた状態で咬合採得したいときがあるかと思います。

その際に口腔内スキャナーでは上下がマッチングさえできれば

バイトスキャンを正確に採得することができます。

 

 

3.材料の硬化を待つ必要がなく、2〜3秒でスキャンが可能

お使いのシリコンバイトは口腔内に入れてから硬化までどのくらい時間がかかるでしょうか。

1分半くらいが多いと思いますが、意外と1分以上咬合したまま待つ、というのは難しいことです。

 

例えば顎関節症、咬合支持域が減少している人、咬合痛がある方では

咬合状態を保つのは困難になります。

 

ですがスキャンの場合は数秒で、しかも非接触でバイトが取れるので

そうした症例でも咬合採得途中の顎位のずれが最小限のままでスキャンすることができます。

 

バイトを上げた咬合採得を行う方法

これはCRバイトならリーフゲージ、アンテリアジグを使用することもあると思いますが

例えば総義歯においてバイトを上げるとすると、臼歯部にワックスなどを噛ませることもあると思います。

 

ワックスにしてもレジンにしても、臼歯部に適度に軟化した材料を入れて

バイトが上がったまま記録をすることで義歯の咬合再構成を行うことができます。

 

このようなバイトアップを模型上で復位しようとすると

咬合器マウントが安定しにくいこともあるかと思いますが、

口腔内スキャンであればバイトの記録はズレなく行うことが可能です。

このときバイト材を臼歯部頬側に溢れさせないように注意しましょう。

頬側のバイトスキャンが取りやすいように留意しておきましょう。

 

最遠心の補綴のバイトを取りやすくする方法

最遠心の歯を形成して、それからバイトを取ろうとしたときに

咬合位置がずれたり、接触点がなくなったぶんバイトが下がって記録されることがあります。

 

このようなことが起きないように、臼歯の補綴では下準備をしておきます。

アナログであればクロスマウントなどで顎位を維持しながらバイトレコードを取ります。

 

口腔内スキャンであれば、以下の2点がおすすめです。

  1. 治療前クラウンデータを記録、治療前バイトで補綴製作
  2. FGPテクニックのように支台歯上に材料を噛ませてバイト採得

 

1.治療前クラウンデータを記録、治療前バイトで補綴製作

正直なところ、これが口腔内スキャナーを使用する一番のメリットと思っています。

例えば上顎6、7の2本のFMCを除去することを考えると、

アナログで考えた場合には6を除去して形成し、その部位だけシリコンバイトを取り

次に7を除去して形成して、6のシリコンバイトを入れたまま7のバイト採得、

・・・と行うのが確実でしょうか。

 

口腔内スキャナーで行うと、治療前データとしてFMC除去前のデータを

上下しっかりバイトまでスキャンします。

その後にFMC除去を行い形成した後に、上顎データに重ねて最終印象を取ります。

ほぼ全てのスキャナーでこのマッチングは自動で行われ、

バイトはFMC除去前のデータにおいてマウントされます。

 

患者さんがFMC脱離や大きなカリエスで咬合できていない場合でも、

もしすでに患者さんが来院しておりスキャンを取ってさえいれば

スキャナーによっては、既存データに重ねてスキャンを行うことができます。

 

2.FGPテクニックのように支台歯上に材料を噛ませてバイト採得

さて、全く参考データもないときやカリエスや脱離で最遠心の咬合が失われている時、

アナログであればおそらく咬合床を作成して次回にバイト採得するか

諦めておおよその咬合採得を行い、セット物の咬合調整を頑張るのかもしれません。

 

ですがアナログ、デジタル両方で活用できる方法として

FGPテクニックのように支台歯上に材料を噛ませてなるべくずれのない咬合採得を行うことも考えられます。

 

本当はワックスを用いるのですが、例えば軟化パラフィンやユーティリティワックスなどでは

咬合高径を支えきれずバイトが下がる恐れがあります。

3D歯科 のおすすめとしては、光照射で硬化するペーストタイプの仮封材を用いた

FGP風テクニックを活用することです。

 

こちらのレジンをちょっと多めに丸めて支台歯におき、軽くタッピングや

側方運動を行わせて擬似咬合面形態を作ります。

 

この材料は光照射で硬化するので、患者さんが間違えて噛んだ場合は丸め直してやり直せますし、

噛み込みすぎない、ココ!というポイントで光照射してバイトの低下を防止できます。

 

個人的には義歯のバイトアップやマージン付近の歯肉圧排にも使用する扱いやすいアイテムです。

 

これを最遠心の支台歯にのせてクラウンで噛んだのを再現したいちで硬化させ使用するだけでなく、

FGPテクニックのように機能運動をさせた圧痕をつけて、その表面をスキャンすることで

顎運動に調和したクラウン形態のおおよその外形をつかむことができます。

 

このデータを参照しながらクラウンのデザインを行うと、硬化後も多少の弾性が残るので

仮封材よりも咬合面が高くしないような形態でCADを仕上げると咬合調整の少ない形態にできます。

 

まとめ

今回は患者さんも快適で術者も簡単な、バイトを変更したスキャンの採得方法についてお話ししました。

 

次回はスプリントデザインを行い、3Dプリントしバイトアップ診断や顎関節・審美確認用の

診断用スプリントを作成してバイトスキャンを行う方法について紹介します。

 

そうそう、中医協の発表を見ていると、ようやくデジタルを後押しする保険改正になっていますね。

 

いわゆる(PEEKでなく)CAD /CAM冠は適応範囲が7番まで広がります

片側ごとで考えて、6か7の咬合接触がある場合は他の大臼歯もCAD /CAM冠が使えるほか

対合が義歯、欠損の場合も反対側の大臼歯咬合があれば7番もCAD /CAM冠がOKになります!

これはありがたい・・・

 

PEEKやCAD /CAM冠の連結は見送られましたが、

後はPEEKブリッジが保険が通れば、事実上すべての保険クラウンが

口腔内スキャナーで製作できる未来が近づいてきます。

 

3D歯科 はいわゆる自費率は高くないので、保険でどんどん良い治療が

口腔内スキャンでより患者さんが快適に受けられるようになるのはありがたい限りです。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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↑こちらでも不定期に動画付きのデータを更新しています。

 

よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

2024年保険改正のデジタル関連項目を注視する

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は、ElegooプリンターがKeyprintに正式対応したりと、

3Dプリンターとレジンのセッティングはオープンシステムが主流になりつつある、

というお話をしました。

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、段々とニュースが出てきた今年4月の保険診療の大型改正について

デジタル関連の新規導入について考えます。

よろしくお願いします。

 

保険診療改正

毎年4月は保険診療の診療報酬改正が行われます。

今年についてはニュースなどでも言われているように、

いつもと違って大型の改正になるほか、適用されるのは今年6月からになるという

特殊なものになるようです。(以下はbingAIのまとめです)

 

2024年度の診療報酬改定は、6年に一度の医療・介護・障害福祉サービスのトリプル改定となります。改定は、2024年6月1日に施行される予定です1。具体的な改定内容については、中央社会保険医療協議会(中医協)が2024年1月に発表する予定です

 

保険診療改正といえば昨年末に突如導入されたPEEKクラウンは驚きましたが

段々とCAD /CAM関連の補綴の保険適用が広がっています。

 

中医協の発表からみる2024年改正

さて、診療報酬改定のうち新規導入されるものは中医協での会議により選定されます。

今年はかなりの回数の会議を行なっているようですが、その情報は常に公開されています。

 

www.mhlw.go.jp

 

この膨大な資料の中で歯科だけを読むのは大変ですが、

1/19の分の面白そうな内容だけを↓に抽出しました。

 

また去年まではできませんでしたが、今年からは情報を読み解くのもAIを活用できます。

↑のリンクを歯科についての内容をchatGPTかbing(中身はchatGPT)にまとめて貰えば、

おおよその傾向は掴めます。

課金ユーザーはGPTsを使用してPDFを読み込ませ、その内容だけから

まとめのレポートを作成してもらえるので時短できるようになりました。

 

 

1.(1)診療報酬改定において対応する優先度が高い技術 1うち、学会等から医療技術評価分科会に提案のあったもの

1.(2)医療技術評価分科会としては、今回改定では対応を行わない技術 1うち、学会等から医療技術評価分科会に提案のあったもの

 

 

面白そうな内容はこの辺りです。

他にも、デジタルには関与しませんが小児の舌圧検査も保険導入検討に入っています。

ただしこれらの内容は「優先度が高い」だけであり、

保険診療に入ることが確定したわけではありませんのでご注意ください。

大体半分か3分の1くらいが去年は実際に保険収載されたように記憶しています。

 

 


補綴臨床digital and international 前歯部少数歯欠損の抜歯即時インプラント補綴「クリニカルトリートメントガイド」を考える [後編] 57巻1号(冬号)[雑誌]

↑補綴臨床の最新号に、お恥ずかしいレベルの内容ではありますが 3D歯科 の内容が

掲載されました。写真をもっと綺麗に撮らないと・・・もしよろしければ購入ください!

 

 

口腔内スキャナー保険導入?

まず特筆すべきは、光学印象法、すなわち口腔内スキャナーがついに保険導入される

可能性が濃厚になってきた点です。

ただし、CADインレーに限るようです。

 

すでに日常臨床で口腔内スキャナーを使用している先生はお分かりと思いますが

インレーはスキャナーで印象を綺麗に撮るのはクラウンより難しいです。

 

コンタクト部分の形成によっては、スキャナーチップをかなり動かしても

隣接部分にスキャンの光が届かず、印象が困難なことも多いです。

間違いやすいポイントとしては、カラーでスキャンされている画面を見ても

うまくコンタクトが写っているように見えても、

実際にカラー表示をオフにするとデータ上ではコンタクトが潰れている

(隣接面とマージンがつながってしまっている状態、アナログでいうクッキリ出ていない)

状態になっていることがありますので注意しましょう。

 

3D歯科 としてはCADインレーがスキャンできずに失敗した先生方が使用しなくなり

算定件数が減ってCADクラウンの保険適用が遅れないかを危惧しています。

 

おそらく問題なければ、

CADインレー→CADクラウン→PEEKブリッジ・・・という順番に保険導入されるはずです。

 

3Dプリントデンチャーは見送り決定・・・

3D歯科 のとっても残念に思う点としては、3Dプリントデンチャーの導入が見送られたことです。

 

ある界隈からは、クルツァーの3Dプリンターが各社から急に導入されたり

学会と松風などメーカーが保険導入に向けた会合をしている・・・

などという情報を聞いていたので、ついに保険導入か?

導入されるなら技工士限定か、模型が必要なのか導入条件を予測していたのですが

残念ながら2024年の導入はなさそうです。

 

2026年か、あるいはPEEKのように突如入ることもあるのか、また注視したいと思います。

 

またCADで作成するチタンクラウンもダメ、複製義歯作成も不可となりました。

やはりコストがかかったり技工サイドの設備投資が高すぎるものは

保険としては導入しにくいのだなあと思っています。

 

まとめ

今回は保険診療改正についていろいろ考えてみました。

ですがまだ正式な発表がされるまで、口腔内スキャナー導入も安心はできません。

 

保険導入が確定したらさらに口腔内スキャナー市場は価格競争が起こるのでしょうか。

またはさらに使いやすく進化したモデルが今年も各社から登場するのでしょうか。

 

医院のデジタル化がさらに盛り上がることを期待しつつ、楽しく中医協の発表を見守りたいと思います。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。

 

 

 

 

keyprintレジンがElegoo3Dプリンターに正式対応しました

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は、AIをまつわる話で、GPTsストアの登場でさらに仕事にAIを用いることが増えそう

ということについて紹介しました。

 

今回は、タイトル通りでkeyprintレジンの対応が増えたのでチェックしてみます。

よろしくお願いします。

 

digitaldentistry.hatenablog.com

 

keyprintレジンについて

海外で販売されているレジンの中で、

いわゆる定番と言われるような3Dプリント用のレジンがいくつかあります。

 

・SprintRayのOnX Tough:パーマネントクラウンレジン

・SironaのLucitoneDigitalPrint:デジタル義歯床用ピンクレジン

・keyprintのKeySplint Soft:軟性スプリント用レジン

 

このうち、LucitoneはPrimePrintなど・OnX ToughはSprintRayでのみ

製作ができるようになっているようです(もちろんパラメーターがわかれば出力はできるはず)

 

その中でKeySplintはさまざまなプリンターで使用できるようなオープン素材となっています。

このようなプリンターやレジンを限定しないオープンな商品は増えており、

一部のプレミアムな素材を除くとオープン素材が主流になっているようです。

 

 

keyprintのレジンはおそらく初めて登場した長期使用するソフトなプリント素材であり、

破壊靱性が高いのでオールオンXの症例などでもスプリントが壊れにくく

海外では定番になっている素材の1つのようです。

 

keyprint.keystoneindustries.com

 

このメーカーの優れた点は、さまざまなメーカーのプリンターや後処理のデータを

オープンに公開している点です。

その中に今回、Elegooプリンターが登場しました。

 

Elegooプリンターについて

3D歯科 は個人的には初めて購入した3DプリンターであるElegooというメーカーを

複数台のプリンターを購入して愛用しています。

 

ですが基本的には歯科用レジンのパラメーターは公開されていないので

新しいレジンを使用する際にはパラメーター指定について苦労することも多いです。

粘稠度や光重合強度の指定があればそこから割り出してテストして・・・

なかなか大変で時間もかかります。

 

確認用模型を作ることや、クラウンやデンチャーのテストプリントなど、

出力が早いのも特徴なので重宝します。

今回はこのElegooプリンターがkeyprint対応したようです。

 

keyprintの対応プリンター

keyprintはさまざまなプリンターに対応しているオープンタイプのレジンメーカーです。

3D歯科 が簡単に探した範囲では、このメーカーとHarzlabだけは、

プリント後の後処理も含めて、さまざまなプリンターや洗浄機・重合器を使用する際の

プリント設定や洗浄方法、最終重合時間や強度などを公開してくれています。

 

 

その中でElegooのMers3Proが正式対応し、各種レジンのセッティングが公開されています。

 

 

まずは有名なKeySplintSoftレジンを安心して使用できるようになっただけでも嬉しいですが

真に効果を発揮するのは、他のレジンや機器と比較をした場合です。

 

例えば1つのレジンに着目すると、各種プリンターで出力速度が変わります。

これにより、プリンター自体の出力速度(メーカー公表のラボ値ではなく実働できる速度)

が分かり、プリンターの良し悪しを比較検討もできます。

 

また、プリンター自体に着目するとレジンの粘稠度などの違いによる設定を考えることができます。他のレジンのセッティングを探す際に非常に便利です。

 

このように、keyprintやharzlabのセッティングをにらめっこしていると、

適正なプリント設定や、意外と時間のかかる最終重合にかけるべき時間が割り出せます。

 

まとめ

このように、歯科プリンターも(口腔内スキャナーやミリングマシン同様に)オープン化が進められてきているようです。

 

もちろん予算を掛ければSprintRayの最上級スキャナーを購入すれば

多くの歯科用有名レジンがパラメータープリセットの入った状態で使用できます。

洗浄機や最終重合器もパラメーターの設定値があるようです。

 

ただ、懸念するのがここ1年くらいの恐るべき3Dプリントレジンの進化です。

有名なレジンは初めに挙げましたが、これも発売されたのちにさらに高品位なレジンが

他社から登場、また新製品も数多く予定されているようです。

 

年々、進化していますが後1年くらいで物性や前歯使用の際の透明度などは

定番品が出てくるようなニュースがあるので専用プリンターは導入するタイミングが難しいです。

 

 

特に国内使用を考えて、さらに将来の保険導入を考慮した場合に

使用できるレジンが限定されるため機器の選定は非常に難しくなります。

松風やクルツァー製のプリンターだけが保険請求可能、とならないことを祈りたいです。

 

今後もLCDプリンターの低価格化と高性能化は続くと思うので、

安全に使用できるパラメーターが公開されていて、

さらに国内認可が取れた手頃な価格の機器が登場することを期待しています。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

デジタル機器導入にものづくり補助金を活用する 2024年版・GPTsを利用する

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は、2024年初めの更新でしたので2024年に進化する歯科の未来を想像してみました。

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、新年にデジタル機器を揃えたいときに活用するものづくり補助金などについて

せっかく2024年なのでAIを活用して挑戦できないかを考えてみます。

(もちろんAIを使えば絶対申請が通るというわけではありません、参考程度に留めてください)

 

よろしくお願いします。

 

ものづくり補助金の壁、事業計画書

早速ですが、ものづくり補助金を調べたことはありますでしょうか。

 

申請が通れば(採択されれば)1000万円程度まで設備投資の50%補助を受けられる、

デジタル機器を一気に揃えるのにとても有難い仕組みです。

 

3D歯科 も初めての口腔内スキャナーを購入するときにものづくり補助金にトライしました。

職場の収支や雇用状況を調べることは事務的な内容なのですが、

慣れない仕事として、「補助を受けて取り組む、新しい事業の計画書」を記載しなくてはなりません。

 

新しい事業の何が新しいのか、どのようなスケジュールで進めるのか、どのくらい費用や時間がかかるのか、どのような見通しで事業がうまくいくと考えているのか・・・

このような、銀行で融資を受けるときのように、歯科業界以外の人が呼んでも

説得力のある内容に仕上げる必要があり、なかなか手強いです。

 

ここを代行する業者なども多数存在しますが、もし先生方に時間のゆとりがあるのであれば

自分でトライしてみることをお勧めします。

ちなみに業者によりますが、補助額の半分近く持っていくところも多いです。

どうしても多忙で誰にも任せられないときには手元に残るお金を計算して依頼するか考えましょう。

自分一人でやると、大体50時間くらいかけると全ての書類を準備できました・・・

 

3D歯科 は当時知識と高額な機器を多数購入する踏ん切りがなく、

DIプライムスキャンのみ申請したので、約260万円ほどの補助を受けました。

50時間かかったのと後処理の時間も必要なので時給5万円くらいでしょうか。

十分すぎるほどにチャレンジする甲斐はあるかと思います。

 

2024年は事務手続きはなるべくAIを使う

さて、せっかく2024年になりましたので、可能なところは自分の手間を減らしてみましょう。

 

Bingを使用すると、ChatGPT4を使用できるので、簡単に事業計画作成をお願いしてみます。

 

多分、読んでいただいているみなさんの中にも、生成系AIに懐疑的な方もいらっしゃるでしょう。

なのでどのくらい凄いかをお話しするのはやめておき、

単純にどのくらいみなさんの時間を短縮してくれるかをみてみましょう。

 

ものすごくシンプルに指示をします。

(GPTsも使用せず他のプロンプトを先に入力もしていない、新規の状態です)

 

 

・・・このようにずらっと記載してくれます。

もちろんですがこのままコピペで提出すると文章の長さや必要な項目を満たしてないこともあるのですが、

ものづくり補助金独特の言い回しや、必ず含めるべき項目などもちゃんと押さえています。

 

以下はBing (ChatGPT4)の生成文です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

# 歯科の口腔内スキャナーを導入する事業計画

 

## 事業の概要

- 当社は、歯科治療の質と効率を向上させるために、口腔内スキャナーを導入することを計画しています。

- 口腔内スキャナーとは、小型カメラで口腔内の状態を立体的に撮影し、モニター上に映し出す装置です¹

- 口腔内スキャナーを使えば、従来の印象材を使った型取りに比べて、以下のメリットがあります²

    - 患者の負担を減らすことができる(嘔吐反射や不快感を防げる)

    - 治療の精度を向上させることができる(ひずみや見落としが少なくなる)

    - 治療の時間を短縮することができる(型取りや製作の工程が簡素化される)

- 口腔内スキャナーは、矯正治療やインプラント治療、虫歯や歯石の確認など、歯科医院で日常的に行われる治療に活用できます³

- 口腔内スキャナーの市場規模は、2020年には約100億円でしたが、2025年には約300億円に拡大すると予測されています

- 当社は、この市場の成長に合わせて、口腔内スキャナーを導入することで、歯科治療の革新的なサービスを提供し、競争力を高めるとともに、収益性と生産性を向上させることを目指します。

 

## 事業の具体的取組内容

- 当社は、口腔内スキャナーの導入にあたり、以下のような取組を行います。

    - 口腔内スキャナーの選定と購入

        - 当社は、性能や価格、操作性などを比較検討した結果、メディット社のi700ワイヤレスを選定しました

        - i700ワイヤレスは、高速かつ高精度なスキャンが可能で、ワイヤレスで軽量なので、患者とのコミュニケーションがしやすいという特徴があります

        - i700ワイヤレスの本体価格は約800万円で、別途PCやソフトウェアのライセンス料が必要です

        - 当社は、ものづくり補助金の申請を行い、補助率の3分の2(最大500万円)を受けることを目指します

    - 口腔内スキャナーの導入と運用

        - 当社は、口腔内スキャナーの導入にあたり、以下のようなスケジュールで進めます。

            - 20244月:ものづくり補助金の申請

            - 20246月:ものづくり補助金の採択通知

            - 20247月:口腔内スキャナーの購入契約

            - 20248月:口腔内スキャナーの納品と設置

            - 20249月:口腔内スキャナーの操作研修と試用

            - 202410月:口腔内スキャナーの本格運用開始

        - 当社は、口腔内スキャナーの運用にあたり、以下のような体制を整えます。

            - 担当者:歯科医師2名、歯科衛生士2名、歯科技工士1

            - 役割:歯科医師は口腔内スキャナーの操作と診断、歯科衛生士は口腔内スキャナーの補助と患者への説明、歯科技工士は口腔内スキャナーのデータ管理と製作物の発注

            - 研修:メディット社の研修プログラムを受講し、口腔内スキャナーの操作とソフトウェアの使い方を習得する

    - 口腔内スキャナーの活用と事業化

        - 当社は、口腔内スキャナーを活用して、以下のような事業化を目指します。

            - 正治療の事業化

                - 口腔内スキャナーで矯正検査を行い、患者の歯並びや噛み合わせを正確に把握する

                - 口腔内スキャナーのデータから、矯正治療のシミュレーションを行い、患者に治療方針や期間、費用などを説明する

                - 口腔内スキャナーのデータから、精密でぴったり合うマウスピースを製作し、患者に提供する

                - マウスピースの装着状況や効果を定期的に口腔内スキャナーで確認し、必要に応じて調整する

            - インプラント治療の事業化

                - 口腔内スキャナーでインプラント治療の術前診断を行い、患者の顎の骨や神経・血管の位置を正確に把握する

                - 口腔内スキャナーとCT画像を併用して、インプラントの埋込のシミュレーションを行い、患者に治療方針やリスクなどを説明する

                - 口腔内スキャナーのデータから、サージカルガイドを製作し、インプラントの埋込に利用する

                - 口腔内スキャナーのデータから、インプラントの上部構造を製作し、患者に装着する

            - 虫歯や歯石の確認の事業化

                - 口腔内スキャナーで定期的に患者の口腔内の状態をチェックし、虫

 

ソース: Bing との会話 2024/1/9

(1) ものづくり補助金の書き方 | 経済産業省 中小企業庁 - ミラサポplus. https://mirasapo-plus.go.jp/hint/7654/.

(2) 【書き方】ものづくり補助金の事業計画書の記入例と採択の .... https://inu-llc.co.jp/monohojo-business-plan/.

(3) 【保存版】事業計画書の書き方「ものづくり補助金」(215 .... https://www.rmcoffice.com/about-mono-hojo-2020-04/.

(4) ものづくり補助金の「事業計画書の書き方」とは|3つの .... https://hojokin-shinsei.co.jp/monodukurihojokin/zigyokeikakusyo-kakikata/.

(5) ものづくり補助金 3つの申請書類(事業計画書)の書き方とは .... https://hojokin-shinsei.co.jp/monodukurihojokin/shinseisyo-kakikata/.

(6) 口腔内スキャナーとは?歯科医院が導入するメリット .... https://akibare-dental.jp/archives/416.

(7) 2023年】口腔内スキャナーおすすめ11選|選び方も解説 .... https://netspeed-industry.jp/2023/09/25/%e3%80%902023%e5%b9%b4%e3%80%91%e5%8f%a3%e8%85%94%e5%86%85%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%8a%e3%83%bc%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b011%e9%81%b8/.

(8) 口腔内スキャナー - 株式会社キャノン・デンタル・ラボラトリー. https://www.e-cdl.com/ios/.

(9) 歯科用3Dスキャナーの基礎知識を解説!特徴と導入事例 .... https://3d-scantech.jp/column/dental/.

(10) デジタル技術のインプラント治療への臨床応用 - J-STAGE. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdmd/39/1/39_6-9/_pdf.

 

 

 

 

かしこまりました。😊

 

虫歯や歯石の確認の事業化について、以下のように記述しました。

 

- 口腔内スキャナーで定期的に患者の口腔内の状態をチェックし、虫歯や歯石の有無や進行度を詳細に把握する

- 口腔内スキャナーの画像を患者に見せて、虫歯や歯石の危険性や予防法を分かりやすく説明する

- 口腔内スキャナーのデータを電子カルテに保存し、患者の歯科健康管理を効率的に行う

- 口腔内スキャナーの導入により、患者の歯科意識を高めるとともに、歯科医院の信頼性と満足度を向上させる

 

以上が、歯科の口腔内スキャナーを導入する事業計画についての代行執筆の内容です。

 

ご不明な点やご要望がありましたら、お知らせください。😊

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今回は何も指定なくものづくり補助金について記載してもらいましたが、

例えば「具体的取り組み内容」にはグラフを作成したり予定表をエクセル形式で作成したり

この項目は何ページくらいで、というのも指定していくとかなりそれらしくなります。

 

あとは欠かせないものづくり補助金のマニュアル、200ページくらいのPDFについても

GPT4に読み込ませて要約させたり、絶対押さえるべきポイントをチェックリスト化したり

かなり優秀な「ものづくり補助金代行業者」になってくれます。

 

GPTsストアの衝撃

さて、今回は生成系AIの作文作りが凄いということをお話ししたいのではありません。

これくらいはGPT3.5でも十分できましたし目新しくはありません。

 

何よりも 3D歯科 が衝撃を受けたのは、今週(もうリリースされている?)オープンの

GPTsストアについてです。

 

例えば今回の内容で行くと・・・

 

 

これ、ものすごいことじゃないですか?

https://gptstore.ai/gpts/TabkHc4fK9-monodukuritai-lang

リンクはこちらからです。

 

例えばAIで作成した事業計画書について、このまま出してOKかを先に確認してくれます。

それに対してさらにAIで修正をかけて、人間の目で確認をしたらもう完成です。

 

他にも続々AI君が大量発生しています。

AppleのAppStoreのように、同様アプリはこれからも増えていくと思います。

 

 

まとめ

今回は唐突にですが、ものづくり補助金をAI活用で取り組みやすくする方法を紹介しました。

もちろんですが、ものづくり補助金を対処できたらその他の助成金も同様です。

 

デジタル機器を導入するための障壁が、単純に価格であれば国や行政のサポートを借りるのは

医院のためにも患者さんのためにもなるはずです。

 

ですが今回お話ししたかったのは補助金を取得するのが楽になった、という話ではありません。

 

GPTsは単にChatGPTを簡単に使用するだけのものではなさそうです。

以下は簡単な説明・・・

 

つまり、今回はわかりやすく補助金アシスタントGPTsについて紹介しましたが、

他の業界では「コピーライターGPTs」「会計処理GPTs」などが爆誕しています。

 

インプラント専門GPTs」「CT読影GPTs」「クラウンCAD専門GPTs」など

歯科業界にも間も無くAIを簡単に活用して診断や勉強を効率化・簡易化する技術が

導入されると思います。

 

ますます2024年は今までの通りの仕事や診療のみ行えばいいという世界ではなくなってきているようです。

3D歯科GPTs も、時間を見つけて研究・作成したいなと思っています。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。