3D歯科 のデジタル歯医者入門

最小限の費用と努力で最大限の恩恵を受ける歯科デジタル活用術

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ワイヤレスの口腔内スキャナーをもっと使いこなすために・周辺機器もワイヤレス化しよう!

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回は口腔内スキャナーを導入する際に、ワイヤレスを選ぶかワイヤードにするかを

用途や環境に分けて考えてみました。

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、もしワイヤレスタイプの口腔内スキャナーを院内で使うとしたときに

おすすめの周辺機器やソフトについて紹介します。

よろしくお願いします。

 

ワイヤレス口腔内スキャナーごとの特性

ワイヤレスIOSにはさまざまな機種が存在しますがそれぞれに特性があります。

現状日本国内で入手しやすいワイヤレスの口腔内スキャナーは、

Medit i700、3Shape Triosシリーズ、Dexis IS 3800W、SHINING3D Aoralscan3wireless

があげられます。

 

各機種のバッテリー持続時間や接続の安定性には違いがあり、

それぞれの用途に最適な選択が必要です。

 

選ぶ際にはバッテリーの持ち時間、データ転送の安定性、接続方法の違いを考慮して

自分のクリニックに最も適した機種を見つけることが重要です。

 

現状で聞いている中ではMedit i700ワイヤレスはいわゆるWi-Fi接続ではなく

壁や障害物などの遮蔽物があると接続が切断される注意点があるそうです。

Medit自体は手頃でスキャンもしやすく良いモデルと思っているのですが

ワイヤレスではその点は考える必要があるようです。

 

ディスプレイを無線化する

ワイヤレススキャナーを使用する際に効率を高める方法として、

ぜひ考えたいのはディスプレイを無線化することです。

 

従来、スキャンの結果を確認するディスプレイはユニットや壁に固定されていることが多く、

スキャン操作時に歯科医師の目線や動きを制約していました。

 

しかし、ワイヤレスディスプレイやミラーリングを導入することで、

スキャン中の動きやユニット間の移動がさらに自由になり効率が向上します。

 

例えば、無線HDMI送信機やWi-Fi接続のモニターを使えば、

スキャンを行いながら移動してもスムーズにディスプレイを確認することができます。

 

シンプルなのはミラーリングを行うことのできる小型のWi-Fiアダプターです。

これにより、ユニット間の移動ではワイヤレススキャナーのみを持って移動すれば

ユニットに備え付けた画面を見ながらスキャンを行うことが可能です。

 

 

 

ただしワイヤレスのものが増えるほどにトラブルも経験します。

Wi-Fiのセキュリティ更新や、謎の接続切断、今日は繋がりにくいなどのエラーにより

診療が中断されたり、スタッフからのクレームが入ることもあります。

 

場合により無線ではなく、HDMIスイッチャーで口腔内スキャナーを接続した

サーバーPCから各ユニットに信号を切り替えて使用するという

ちょっとアナログ的な直感的な方法もあります。

 

iPad画面を見ながらスキャンする

ワイヤレススキャナーの操作性をさらに向上させる方法として、

iPadミラーリングディスプレイ化して利用することも効果的です。

 

iPadは軽量で持ち運びがしやすく、診療室内で自由に移動しながら

スキャン結果を確認することができます。

 

iPadを使用することで、患者の口腔内の状態をスキャンしながらすぐに表示し、

同じデバイスで治療方針の説明や今後の計画を視覚的に示すことができます。

そのままスクショを撮影したり、ApplePencilで書き込みや操作も行えます。

 

ここで役立つのはMeditのスキャナーです。

Meditは2024年10月現在、オフィシャルにMac対応をしている唯一のIOSです。

MaciPadを所有していれば、Sidecar機能を用いて非常に簡単に

IOSのスキャン画面をiPadミラーリング可能です。

SidecarはMac限定ですが、他のアプリを使用すればWindows画面もiPadに共有可能です。

(調べたものは無線接続は有料でした)

 

ただし、iPadを用いた多くのディスプレイミラーリングでは、

Sidecarも含めてオーディオは無線接続されません。

そのためスキャン中に音を聞きながらスキャニング状態を確認している場合には

スキャンがうまくいっているか見失っているかを判別しにくくなります。

 

xrealなどのARデバイスを使用する

さらに未来的なアプローチとして、AR(拡張現実)デバイスを使用することが挙げられます。

例えば、xrealなどのARメガネを使うと、スキャン中にメガネ上のデバイス画面の

視界内にスキャン結果をリアルタイムで表示させることができ、

両手を自由に使いながら作業を進めることが可能です。

 

このようなデバイスを使用することで、スキャン中ディスプレイに視線を移す必要がなく、

特に義歯の粘膜スキャンなどに作業の効率が大幅に向上します。

 

ただしこれもXrealとBeamを組み合わせた場合であり、

Beamの充電が切れていたり、BeamがWi-Fiが不安定だったりと

診療中にストレスを感じることも経験しています。

近距離であれば、「長めのUSB-Cケーブルを使用してXrealをPCに直接接続」が

一番ストレスがありません。ワイヤレスではないですけどね。

 

マウスを途切れず遠くまで無線化する

ワイヤレススキャナーを使用する際、スムーズな操作をサポートするためには、

周辺機器の無線化も重要です。

特に、スキャンの操作に用いるマウスの無線化は、その利便性を大いに高めます。

 

Bluetooth対応のマウスや、2.4GHz帯を使用した長距離対応の無線マウスを選ぶことで、

途切れることなく遠くまでスムーズに操作が可能になります。

 

特に、5メートルを超える接続を安定して行いたい場合は、

Bluetooth接続マウスのうち、Bluetooth5以降の新しいモデルを選ぶことで

院内で安定してユニット間の移動を行うことができます。

 

これにより、スキャン時にデスク周りに制約されることなく、

診療室内を自由に動き回りながら、必要な調整を行うことができます。

 

信頼性の高い無線マウスを選ぶことで、操作が途切れることなく安定して使用でき、

診療の流れを中断することなくスムーズに進めることが可能になります。

IOS自体にもリモコン機能が搭載されているものも多いですが、

やはりマウスを触る方が早い上に確実であったりします。

 

 

まとめ

ワイヤレス口腔内スキャナーを効率的に使用するためには、

適切な周辺機器や環境を整えることが重要です。

スキャナーだけワイヤレスで、他のものをユニットごとに移動しているのであれば、

数十万円を上乗せしてワイヤレスを購入する意味が薄れてしまします。

 

各スキャナーの特性を理解し、それに合わせた周辺機器の選定や無線化を進めることで、

診療の効率が向上し、患者への対応もよりスムーズになります。

 

ワイヤレスディスプレイやiPad、ARデバイスの活用、無線マウスの導入など、

これらの組み合わせで、ワイヤレスIOSの利便性を最大限引き出すことができます。

 

今後も技術の進化に合わせて、診療環境を最適化しデジタルデンティストリーを日々の臨床で

ストレスなく使用できるように工夫してみましょう。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

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↑こちらでも不定期に動画付きのデータを更新しています。

 

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