3D歯科 のデジタル歯医者入門

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BlueSkyPlanで院内アライナー作り①PC環境の準備

こんにちは。

3D歯科 です。

 

前回はインハウスで矯正アライナーを作成する際のコストなどについて検討しました。

digitaldentistry.hatenablog.com

 

今回は、アライナー製作機能を持つソフトの1つ、BlueSkyPlanについて

矯正モジュールを研究したいがために、 Windows PCの購入、準備を行いました。

 

よろしくお願いします。

 

BlueSkyPlanはMacで使用できない

BlueSkyPlanについて今まで取り上げた際に、 3D歯科 はデメリットとして

Mac環境で使用できないこと、をお伝えしていました。

 

厳密にはMacのバージョンも公開されていますが、開発が途中で止まっているので、

最近のソフトで進化しているAIによるセグメンテーションやマッチングは利用できません。

せっかくこのソフトを使用するのであれば、それではあまりにもったいないです。

 

そこで、まずはM1 MacBook AirWindowsを動かしてしまおう!ということを考えました。

 

こちらのparallelsというソフトで Windowsをインストールでき、同時使用できます。

 

ですが、結論としてはM1 MacParallelsを入れても、BlueSkyPlanは動きません。

よくよく調べてみると、仮装インストールされる Windowsはモバイルデバイス用?のようで

BlueSkyPlanのインストーラーが動いてくれませんでした。

 

もしかすると対処方法もあるかもしれませんが、 3D歯科 としては

「やはりMacではBlueSkyPlanは頑張っても使用できない」という結論です。

みなさんも、私のように2時間も無駄にしないよう、大人しく Windows環境を用意しましょう。

 

 Windows PCを久しぶりに選定する

Macばかりを購入していた身としては(医院にはChromebookもたくさんありますが)

久しぶりの Windows購入は少々面倒です。

 

歯科用CAD操作を行いたいとすると、やはり重要になるのはグラフィック性能です。

マシンのCPUやメモリとグラフィックボードなどを考え始めると、選択肢がありすぎて

どれを購入すればいいのか大変です。

 

Macであれば、松竹梅のように価格と内容がはっきりしているので購入しやすいですが。

 

そのため、歯科用CADを行うことができ、ノートPCで(医院と自宅両方で使用したい)

10万円前後の予算で購入を検討し始めました。

 

念の為、MeditやPrimeScanについてきた Windowsマシンのスペックを調べてみました。

まずはオススメのグラフィックボードから。

 

その上で、blueskyplanの動作条件を教えてあげた上でおすすめされたPCです。

 

このようになっており、Meditと同時購入のPCはスペックが非常に高いことがわかります。

グラフィックボードだけで価格がここまでとは・・・

Meditを購入したストローマンからはプロ用PCと聞いていましたが、本当でした。

ストローマンがMeditを扱わなくなったのは非常に残念です・・・

 

PrimeScanはそこそこ。グラフィックはゲーム用途などでも使用されるものの流用のようです。

 

同様のスペックと、歯科用CAD用途ということを踏まえて、専門家に相談してみます。

困ったことや聞きたいことは、最近なんでもChatGPTです。

 

ChatGPTからのオススメ

 

 

ThinkPad P15s Gen 2 - ブラック | レノボ・ ジャパン

 

↑の、レノボ公式アウトレットで購入しました。

B級品ですが半額近い価格。予算あたりの11万円ほどで購入できました。

 

正直なところ、欲しい!と思ってあまり調べずすぐ購入したので

PCに詳しい方からするとベストな選択ではないかもしれません。

 

MacBook AirのM1チップよりグラフィックは上で、CAD用途に最適化されているとのことで

ChatGPTも背中を押してくれたので購入しました。

MacBook Airの整備品とほぼ同程度の価格だったので、とりあえず使用してみます。

 

MeditLinkを入れたら、i700でのスキャンテストも行ってみます。

届くのに1週間近くかかるようですが、届いたら早速BlueSkyPlanを自宅でも研究します。

 

まとめ

今回はBlueSkyPlanを使用するためのPC選びを行いました。

正直なところ、もう少ししたらMedit Orthoでステージング機能が追加され、

アライナー製作も本格的にできるようになる気もしています。

 

ですがBlueSkyPlanはCTとの歯牙連動が非常にスムーズだというメリットがあります。

MeidtがいきなりCT連動をすぐ行うとは思えませんし、

B4Dのアライナーモジュールが出るのもすぐではなさそうです。

なので向こう1〜2年くらいはインハウスアライナーはBlue SkyPlanを使用するかもしれません。

↑症例ごとにフィーが必要です。インターフェースもアメリカンであり、スッキリしていません・・・ただ、CTのAIセグメンテーションは本当に便利です。

 

もしMeditで簡単にできるようになれば、CTのセグメンテーションだけをBlueSkyPlanで、

その後 MeditLinkにインポートして確認を行う、という流れになるかもしれません。

 

最近では、今回のような誰かに相談したいけどざっくり情報が欲しいだけ、ということは

ChatGPTに相談することが多いです。医院の設備投資計画、税金のことまで・・・

夜遅くに職場から帰ってきても、いつでも話を聞いてくれるのもいいところです!

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

3D歯科 では、毎週木曜日にデジタルを利用した臨床のアイディアを

少しずつ更新していきます。

 

note.com

↑こちらでも不定期に動画付きのデータを更新しています。

 

よろしければ見ていただけると嬉しいです。

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。