3D歯科 のデジタル歯医者入門

最小限の費用と努力で最大限の恩恵を受ける歯科デジタル活用術

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口腔内スキャナーを選ぶ先生へのアドバイス①

こんにちは。

3D歯科 です。

 

デジタルデンティストリーの第一歩!

まずは口腔内スキャナーです。

これが無いと、本当の意味でデジタルデンティストリーの

ありがたさを感じることができません。

 

さて、先生方の表情がありありと目に浮かびます。

何百万円もする口腔内スキャナーを、本当に購入すべきなのか。

アルジネートやシリコンで満足しているが、本当に必要か。

不安に感じる気持ちは十分わかります。

 

ですが声を大にして言います。

今すぐ、とにかく1台、絶対に購入すべきです。

 

 

まずは従来の印象採得の問題を考えましょう。

1、印象の準備、石膏注ぎ、患者さんの口元の汚れをとるスタッフの時間の無駄

2、患者さんの唾液や血液のついた不潔な模型

3、全顎補綴などの際のバイト採得の煩雑さ

これらはデジタルで全て解決します。

 

では、口腔内スキャナーの問題点も考えてみましょう。

1、高額、保守料

2、印象精度は?

3、故障のリスク

4、使い方や使いこなしを覚える必要性

 

さて、口腔内スキャナーは確かに高額です。

機種によって保守料はかかり、故障のリスクは確かにつきまといます。

 

ですがシリコン印象と比較してみましょう。

精度の高いシリコン印象を取ろうと思うと、各個トレーの製作は必須です。

その上、口腔内に入れて硬化完了まで(メーカー広告よりも長く)

待機する時間が必要になります。

これはシリコン印象のモノによりますが、

概ね5~7分と言ったところでしょうか。

 

その間、ユニットは回転せず、患者さんは苦痛を感じ、

スタッフは撤去まで患者さんに付き添ったのちに

印象終了後は患者さんの口元を拭き取るのにまた長時間必要です。

 

ここまででどれだけ短く見積もっても、片顎10分は必要でしょうか。

また、シリコンがどれだけ進歩しても、ほぼ時短は望めません。

上下別に印象採得するならば20分近く考える必要があるかもしれません。

 

さて口腔内スキャナーですが、

3D歯科 は現在、自費補綴を作る際

スキャンにかかる時間は片顎1分です。上下とバイトで3分かかりません。

矯正診断などで最遠心までクッキリ撮ろうとこだわって、上下で10分以内です。

インプラント上部構造では、途中のレントゲンを含め10分以下です。

 

これは 3D歯科 が手慣れてきたためでもありますが、

手技やコツを向上させて、もう少し時短ができると思っています。

 

また、精度についてですが、

これについては本当に多くの研究があり

結論として、口腔内スキャナーは精度は全く問題ない

とされています。

 

現に 3D歯科 も、アナログ印象より口腔内スキャナーになり

補綴物の再製が少なくなりました。

これはアルジネートを使っていて石膏注入までに離水が起こった可能性や

印象材撤去の変形、石膏を盛る際の気泡やエラー

その他のステップでの細かいミスの蓄積が

口腔内スキャナーになりなくなったからではないかと考えています。

 

故障についてですが、

これは落とすと壊れるそうです。

そのためにも保守加入を考える必要も十分にあります。

ですが通常使用では思ったより落とすことはなさそうです。

ヒヤヒヤするとしたら運搬時にスタッフが機器ごと倒さないか、

というくらいで、幸いそういったことも現在のところありません。

 

さて最後に使いこなしですが、

これはやはり今まで触れたことのない機器になりますので

練習と、操作方法を覚える努力は必要になります。

 

アルジネートも、シリコンも、初めは練習を重ねたのと同様に

購入後にじっくり操作を確認し、練習してから実践に臨むことをお勧めします。

 

そうは言っても、おそらく購入後1週間もせず、安定してどなたでも

(スキャン時間がかかるかもしれませんが)印象は可能になります。

ソフト操作も、スタッフに説明すると翌日からできていました。

スマホやPC画面の最低限の操作ができれば

全く問題ないのではないかと思います。

 

ここまでお話しすると長文になりましたので

実際に 3D歯科 が選んだモデルや

価格別に購入するならコレがいいのではないか、

というのは次の回でお話しさせていただきます。

 

今回の内容は以上になります。

長い文章でしたが最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

先生がたの臨床に少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。

今後とも 3D歯科 をよろしくお願いします。